コラム        『飲食店繁盛のヒケツ』

島津 好孝
島津 好孝
株式会社LINK&VALUE
代表者

■経歴:
1994年に東京農業大学を卒業後、大手外食チェーン店に入社し、店長、マネージャーを経験。 2004年に船井総合研究所に入社して、飲食業・ホテル業を中心にコンサルティング活動を実施。 2007年、株式会社LINK&VALUEを設立し、代表者に就任。
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■専門分野:
コンセプト設計 メニュー開発 店舗施工 販売促進 教育

クチコミに投資


通販ではクチコミ(レビュー数)とその内容如何で売上が大きく変わりますが 飲食店でも食べログなどを通してその影響の大きさを実感していると思います。 コンサル業なんかは特にリレーション営業力が大事ですから、 クチコミに依存することがほとんどです。 私の仕事も8割くらいは誰かのご紹介という繋がりで受注しています。 そして仕事をこなし仲良くなります。 次に大事な一言をいつ言うかタイミングを図ります。 それは、お客様を紹介してくださいとお願いすることです。 この一言を言うか言わないかで、私の人生が変わってきます。 それほど大事な受注元なんです。

そもそも人気があればクチコミなんか放っておいたら 勝手に増えていくものなので、あまり意識しないでしょう。 でも、売上不振のお店や普通のお店ではクチコミなんて増えていきません。 そこで、経営者として考えなければならないことが 「クチコミネタ」を提供することです。 もっと簡単に言えば、驚き(良い意味で)を提供する仕組みをつくることです。 サービス、商品、価格でお客様が驚くネタを仕込んでいくこと。 従業員力に頼らずに、仕組みとして決めてしまう事が経営者の仕事でしょう。

例えばある居酒屋さんでは「ネギトロ」という商品が注文率90%を超える商品です。 原価率80%の商品で誰もがボリュームに圧巻されます。 ただ、この1品がクチコミの大きな要素になっています。 なんでも良いのですが、クチコミしたくなる要素と お客様にクチコミをお願いすること。 この2点をやるかやらないかで売上が変わってくると思います。

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