コラム        『飲食店繁盛のヒケツ』

島津 好孝
島津 好孝
株式会社LINK&VALUE
代表者

■経歴:
1994年に東京農業大学を卒業後、大手外食チェーン店に入社し、店長、マネージャーを経験。 2004年に船井総合研究所に入社して、飲食業・ホテル業を中心にコンサルティング活動を実施。 2007年、株式会社LINK&VALUEを設立し、代表者に就任。
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■専門分野:
コンセプト設計 メニュー開発 店舗施工 販売促進 教育

飲食店の家賃コスト削減の切り口


先日はある飲食店のオーナーさんの店舗家賃の交渉に伺いました。 5年ほど賃貸していて大家さんのビル路面1Fの店舗です。

テナント側からしてみれば、家賃は安いほうが良いのは当然ですが 大家さんからすれば、1円でも家賃を多く取りたいのが本音です。 ましてや家賃の引き下げ交渉は尚更嫌がります。 一般的には付近の家賃相場や、入居年数から交渉に入ることが多いですが、ほとんど失敗します。 もしくは大家さんの心象を悪くすることもあります。

それじゃ、どのような切り口で交渉するかというと、ズバリ、大家さんのコスト削減です。 店舗側で家賃コストを削減したいなら、大家さん側にもその原資を捻り出す提案を同時にしてあげることです。

例えば、空きテナント募集区画があれば入居者の紹介やテナント募集に協力できないか?
共用部のコスト削減(電気や設備)ができないか?
共用部の清掃を協力できないか?

現在、多数の家賃交渉代行業者等もおりますが、業者の目的は、 「大家と仲良くなり、大家にコスト削減の商品を売る」ということです。 その副産物として成功報酬があるわけです。 大家と知り合うためには、テナントから紹介してもらうのが、一番の早道なんですね。

というわけで、家賃交渉する場合は、大家のメリットを探すところから始めると、 成功確率が非常に高くなります。 実践してみてください。

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