コラム        『飲食店繁盛のヒケツ』

島津 好孝
島津 好孝
株式会社LINK&VALUE
代表者

■経歴:
1994年に東京農業大学を卒業後、大手外食チェーン店に入社し、店長、マネージャーを経験。 2004年に船井総合研究所に入社して、飲食業・ホテル業を中心にコンサルティング活動を実施。 2007年、株式会社LINK&VALUEを設立し、代表者に就任。
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■専門分野:
コンセプト設計 メニュー開発 店舗施工 販売促進 教育

メルマガ集客のポイント5


飲食店がメルマガで集客活動をするのは珍しいことではありませんが、 思うような集客に結びついていない店舗も多いのではないでしょうか? せっかく登録して頂いたお客様を、一人でも多く再来店いただくために、 また開封して読んでいただくために、メルマガコンテンツで成果をあげるポイントを5つご紹介します。

1 お客の興味があるのは店のことではない
ズバリお客が興味あるのは、お店ではなくお客自身です。 自分に関係することなら、興味があるので必ず読んでいただけます。 しかし、多くのお客がいる中で個人宛に情報を提供する為のネタ作りは、非常に難しいでしょう。 そこで、誰にでも当てはまるコンテンツとして、 占いをメルマガコンテンツに取り入れたことで開封率が格段と上昇しました。 血液型や星座占いを週間のコンテンツとして取り入れてみることです。 似たような例では、今日誕生日の有名人や今日は何の日、等の話のタネを盛り込むこともありです。

2 毎回メルマガタイトルは変える
メルマガにとってタイトルは非常に重要です。 メルマガ配信集客で一番考えなければならないのがタイトルといっても過言ではないでしょう。 いつも受信箱で捨てられるメールも、琴線に触れるタイトルがあれば開いてもらえる可能性が高いのです。 例えば、女性におすすめ商品であるなら「冬の限定鍋メニュー登場」と書くよりも、 「女子力MAXの女子おすすめの鍋メニュー登場」と書くほうが、女子にはうけがいいでしょう。 できるだけタイトルには記事に合う「枕詩」をつかうのを意識しましょう。

3 コンテンツは結論を最初に
とにかく伝えたいことは最初に述べておきます。 詳しく知りたいお客はその先を読んでくれますし、興味のない人はそこでメールを捨てるでしょう。 伝えたいことはできるだけ最初に書いて、 すこしでも多くのお客に1番伝えたい情報を最初に目にしてもらうことを意識します。

4 商品ではなく個人を売る
メルマガを継続していくためには、書き手個人の人間性をだしていくことが大切です。 個人を売るということは、親しみやすさを演出し、良い人間性をだしていくことで共感を得て信頼に繋がります。 仕事にまつわるプライベートな事も情報を選んで出していくことも必要です。 例えば、メルマガを配信する上での記事執筆で努力している風景や、失敗したこと、勇気づけられたこと、 なども読者にとっては受け入れられやすいでしょう。 また、売出しに関連した商品の裏話しなども好まれます。

5 時には意外性も大切
今まで、4つのコンテンツについて述べてきましたが、時にはそれらを全く無視した意外性も演出します。 例えば、「衝撃情報」としてゲリラ的に激安クーポンを配るとか、思いっきりシンプルなメールで、 要点だけ2〜3行で書いて送るなどです。 これは、普段のコンテンツをしっかり練っていればいるほど、 その対比が大きなアクセントになってくれるでしょう。

メルマガ配信で集客効果を実感するにはやはり配信数が大切です。 大体、1000名位の読者数が分岐点と言われています。 店内での新規登録も「あの手この手」でやっておられると思いますが、一番大切なことは「継続」です。 この手の販促で続かず、店よがりの配信が多いのが飲食業界だと思います。 呼び込みやビラまきと違い、専従者が必要なことですので組織的に協力して、 盛り立てて取り組んで頂きたいと思います。



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