『飲食店繁盛のヒケツ』
島津 好孝
株式会社LINK&VALUE
代表者
■経歴:
1994年に東京農業大学を卒業後、大手外食チェーン店に入社し、店長、マネージャーを経験。
2004年に船井総合研究所に入社して、飲食業・ホテル業を中心にコンサルティング活動を実施。
2007年、株式会社LINK&VALUEを設立し、代表者に就任。
→ホームページは
こちら。
■専門分野:
シニア層に人気の飲食店
私の家の近所にはシニア層に大人気のカフェがあります。
このお店の特徴は、真横の囲碁サロンと提携していて、
囲碁サロンのお客様にはコーヒーをサービスしています。
囲碁の合間にランチをしたり、おしゃべりをして帰っていくのです。
しかも、食事は和食ではなく洋食です。
クロックムッシュ片手にトロピカルなドリンクを飲んでたりします。
トマトソースのパスタやピラフなんかも置いてあります。
タバコもOK、新聞、週刊誌もバッチリ置いてあります。
近所のしゃれたカフェなんかよりよっぽど繁盛しています。
結果として、シニア層が集まり居場所として定着し安定した経営ができているようです。
またある和食店では70歳以上のお客様の会員組織を持っています。
敬老の日を含む年数回、会員優待と称して50%オフのイベントを開催しています。
収益としては、この方々の一部からご宴会の予約、法事、慶事のご予約が定期的に入ります。
お金と時間のあるシニア層は、飲食店にとっても大事な主要客層に成り得ます。
ただ、こういったシニア層を意識したお店は自然発生的に存在していて
そういったコンセプトの業態はまだ少ないのが現状です。
今後マーケットの拡大が確実ですので、研究してみる価値は大きいと思います。