店舗開業までの10ステップ

Step.1 コンセプト設計 Step.2 事業計画・資金調達 Step.3 各種届出 Step.4 メニュー開発 Step.5 物件契約 Step.6 店舗施工 Step.7 仕入れ Step.8 求人・採用 Step.9 販売促進 Step.10 教育
上矢印 Step.2 Step.3 Step.4 Step.5 Step.6 Step.7 Step.8 Step.9 Step.10

Step.1 コンセプト設計

飲食店を立ち上げるときに、一番最初に取り掛かるのが、“ショップコンセプト”作りです。
お店を作るのに、「イタリアンのお店を出したい!」だけでは、メニューも立地も決まりません。
「どんなイタリアンのお店にするか?」を考える一つの軸になるのが、5W2Hです。

@ Who
(だれが)
ターゲット層 (例) 20代、男女、カップル
A When
(いつ)
時間帯 (例) ランチ、ディナー
B Where
(どこで)
立地 (例) 郊外のロードサイド
C What
(何を)
メニュー (例) 地中海沿岸のイタリア料理
D Why
(なぜ)
来店動機 (例) デート
E How
(どのように)
過ごし方 (例) ゆっくり語り合う
F How much
(いくらで)
価格帯 (例) 平均客単価を6,000円

一度、ここまでのコンセプトを作ってみたら、現実的に可能かどうか、色々な人に意見を聞いてみるといいでしょう。
ちなみに、客単価と商圏と滞留時間、サービスは、下記の表のように密接に関係しております。
これら矛盾が生じていないか、一度確認してみてください。

客単価 商圏 滞留時間 接客 内外装
高い 広い 長い 丁寧 豪華
低い 狭い 短い 普通 普通

この5W2Hが固まったら、次の3つを明確にします。

@ メニュー 客単価を設定したら、その客単価を構成する品揃えを考え、 それを軸に各種メニューを取り揃えていきます。
(例) 客単価6,000円の品揃え
・ワイン(1本) 1,500円
・前菜 800円
・スープ 800円
・ステーキ 1,800円
・ライス 500円
・デザート 600円

A 接客ストーリー お客様が来店されてから、お帰りになるまでの接客をどのようにして、 どのような気持ちで過ごしてもらい、お帰りいただくかを考え、 各シチュエーションごとに接客のトークや立ち振る舞いを考えます。
(例1) お客さまを席にご案内したら、女性を優先してイスを引いて差し上げる。
(例2) お帰りの際は、外までお見送りして、見えなくなるまでお店に入らない。

B デザイン・演出 メニューや接客の雰囲気にあった店内のデザインや看板等を考えます。 高級な料理を提供するのであれば、店内の家具等にもそれなりのお金がかかります。 また、イタリアン料理を提供するのであれば、イタリアの雰囲気を店内に演出する必要があります。

⇒ Step.2 事業計画・資金調達

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